「なんだか毎年、梅雨の時期って調子が悪いんだよね…」
ジメジメとした空気、どんよりとした空模様。
梅雨が近づくと、憂鬱な気分になるだけでなく、体調にも様々な不調を感じることはありませんか?
もしかしたら、それはただの「梅雨バテ」ではないかもしれません。
原因不明のだるさ、めまい、食欲不振、頭痛…。
もしかすると、その不調の根っこには、【隠れバランス失調】が潜んでいる可能性があるんです!
え? バランス感覚って、ふらついたりすることじゃないの?
そう思った方は、ぜひこの記事を読み進めてみてください。
実は、私たちの体のバランス感覚は、思っている以上に繊細で、そして体調に深く関わっているものなんです。
この記事では、
- 梅雨の時期に体調を崩しやすい理由
- 「隠れバランス失調」が引き起こす思いがけない症状
- 今日からできる!簡単バランスUP術
について、専門家がわかりやすく解説していきます。
読み終わる頃には、きっとあなたの「モヤモヤ」が「なるほど!」に変わるはず。
そして、梅雨時期を快適に過ごすための第一歩を踏み出せるでしょう。
梅雨の「だる重〜」は、まさかの「バランス感覚」のせい?!
「梅雨になると、毎年なんだか体が重くて…」
「寝ても疲れが取れないし、頭もズキズキ…」
梅雨時期の体調不良に悩まされている方は、決して少なくありません。
気温や湿度の変化、気圧の変動など、梅雨時は私たちの体にとってストレスの多い環境です。
そのため、自律神経が乱れやすく、よくある体調不良が起こりやすいのは当然のこと。
…でも、ちょっと待ってください!
もしかすると、その不調の原因は、もっと意外なところにあるのかもしれません。
それが、【隠れバランス失調】 なんです。
「え? バランス失調って、年配の人がなるものでしょ?」
そう思った方もいるかもしれませんね。
確かに、バランス感覚は年齢とともに衰えやすいものですが、実は若い世代や健康に気を使っている方でも、バランス感覚が乱れているケースは少なくないんです。
そして、そのバランス感覚の乱れが、梅雨時期の体調不良と深く関わっているという研究者の意見も存在します。
普段意識しない「バランス感覚」が、体調を左右する?!
私たちは普段、「バランス感覚」を特に意識することはありません。
しかし、バランス感覚は、私たちが立ったり、歩いたり、動作をする上で、とても重要な役割を果たしています。
そして、バランス感覚は、体の様々な機能とも密接に連携しているんです。
例えば、
- 自律神経: バランス感覚が乱れると、自律神経も乱れやすくなります。
- 内臓: バランス感覚と内臓機能は相互に関連しています。
- 筋肉: 姿勢を保つためには、正しいバランス感覚が不可欠です。
- メンタル: バランス感覚の不調は、不安感や抑うつ感にもつながることがあります。
つまり、バランス感覚が乱れると、体全体の様々な不具合が起こりやすくなるというわけです。
あなたは大丈夫?「隠れバランス失調」チェックリスト
もしかして、私も「隠れバランス失調」かも…?
そう思った方は、まずは以下のチェックリストで、ご自身の状態を確認してみましょう。
□ めまいがよく起こる
□ ふらつくことがある
□ 立っていると、片足に体重をかけがち
□ 猫背気味である
□ ストレスを感じやすい
□ 寝ても疲れが取れない
□ 首や肩こりがひどい
□ 冷えを感じやすい
□ 乗り物酔いしやすい
□ 天気が悪いと体調が悪くなる
いかがでしたでしょうか?
3つ以上チェックがついた方は、「隠れバランス失調」の可能性があるかもしれません。
もちろん、このリストは診断ツールではありませんので、自己診断には注意が必要ですが、ご自身の体調を振り返る良いきっかけになるはずです。
なぜ梅雨に「隠れバランス失調」が起こりやすいの?
「隠れバランス失調」は、なぜ梅雨の時期に起こりやすいのでしょうか?
その理由の一つとして考えられるのが、「気圧の変化」 です。
梅雨時期は、気圧が常に変化します。
気圧の変化は、体調に影響を与えることが知られていますが、バランス感覚にも少なからず影響を与えると考えられています。
私たちの体のバランス感覚を司る器官の一つに、内耳にある「前庭」という場所があります。
この前庭は、気圧の変化を敏感に感知する器官でもあります。
気圧が大きく変動する梅雨時期は、前庭が過剰に情報を受け取り、混乱してしまうことがあります。
その結果、バランス感覚が乱れ、様々な体調不良を引き起こしてしまう可能性があるのです。
また、梅雨時期は、
- 日照不足: セロトニンの分泌量が減少し、メンタルバランスが乱れやすい
- 運動不足: 外出自粛により、バランス感覚を鍛える機会が減る
- 冷え: 湿度が高く、体が冷えやすい
など、バランス感覚を乱す要因が多くあります。
これらの要因が重なることで、梅雨時期は「隠れバランス失調」が起こりやすくなると考えられます。
今すぐできる!簡単バランスUP術
「隠れバランス失調」かも…と心配になった方も、ご安心ください!
バランス感覚は、日々のちょっとした心がけで改善することができます。
ここでは、今日からすぐに始められる簡単なバランスUP術をご紹介します。
【簡単バランスUP術1】「片足立ち」トレーニング
バランス感覚を鍛えるとても簡単で効果的な方法が、「片足立ち」です。
やり方はとても簡単。
- 平らな場所に立ち、片方の足を少し浮かせます。
- できるだけ長い時間、その状態をキープします。
- 反対側の足も同様に行います。
最初はフラフラしてしまうかもしれませんが、毎日続けることで、徐々にバランス感覚が鍛えられます。
ポイント
- 目を開けた状態で行うのに慣れてきたら、目を閉じて行うと、よりバランス感覚を鍛える効果が高まります。
- 壁や椅子などにつかまってもOK。転倒に注意して行ってください。
- 1日に左右それぞれ1~3分程度を目安に行いましょう。
- テレビを見ながら、歯磨きをしながらなど、「ながら時間」を活用するのもおすすめです。
【簡単バランスUP術2】「目の動き」トレーニング
意外かもしれませんが、目の動きもバランス感覚と深く関わっています。
「目の動き」トレーニングは、目の周りの筋肉をほぐし、バランス感覚を整える効果が期待できます。
- 顔を正面に向けたまま、目を上下にゆっくりと動かします。(5回程度)
- 同様に、目を左右にゆっくりと動かします。(5回程度)
- 次に、目を右回りにゆっくりと円を描くように動かします。(5回程度)
- 最後に、目を左回りにゆっくりと円を描くように動かします。(5回程度)
ポイント
- 目を大きくゆっくりと動かすことを意識しましょう。
- 目の動きトレーニングは、座っていても立っていてもどちらでも行うことができます。
- 休憩時間や寝る前など、隙間時間に行うのがおすすめです。
- 目の動きトレーニングを行うことで、眼精疲労の緩和効果も期待できます。
【簡単バランスUP術3】「深呼吸」でリラックス
ストレスは、バランス感覚を乱す大きな要因です。
深い呼吸は、ストレスを解消し、自律神経を整える効果が期待できます。
- 楽な姿勢で座るか、横になります。
- 鼻からゆっくりと息を吸い込み、お腹を膨らませます。
- 口からゆっくりと息を吐き出し、お腹をへこませます。
ポイント
- 呼吸に集中することで、心を落ち着かせる効果が期待できます。
- 呼吸の深さや速さは、ご自身が心地よいと感じるペースで行いましょう。
- 1日に数回、5分程度行うのがおすすめです。
- 寝る前に行うと、睡眠の質の向上にもつながります。
【簡単バランスUP術4】「ウォーキング」で散歩
適度な運動は、体のバランス感覚を整える上でとても重要です。
ウォーキングは、誰でも簡単に始められる効果的な運動方法です。
- 背筋を伸ばして、正しい姿勢で歩くことを意識しましょう。
- 目線は少し先を見るようにします。
- 腕を大きく振り、リズミカルに歩きましょう。
- 30分程度を目安に、可能な時間を増やしていくのがおすすめです。
- 緑豊かな公園や新鮮な空気のある場所を選んで、ウォーキングを楽しみましょう。
ポイント
- 無理のない範囲で、毎日続けることが大切です。
- 天候が悪い日は、室内ウォーキングや他の室内運動に切り替えましょう。
- ウォーキングシューズを正しく選び、怪我の予防に注意しましょう。
まとめ|梅雨を快適に過ごすために
今回は、梅雨時期の体調不良の意外な原因として、「隠れバランス失調」の可能性と、今日からできる簡単なバランスUP術をご紹介しました。
毎年の梅雨を乗り切るためには、体の内側からバランスを整えることがとても重要です。
今回ご紹介したバランスUP術は、どれもとても簡単で、すぐに始められるものばかりです。
「なんだか調子が悪いな…」と感じたら、ぜひこれらの方法を試してみてください。
バランス感覚を整えて、梅雨時期を快適に過ごしましょう!
そして、もし体調不良が改善しない場合は、医療機関に相談してください。
あなたの健康を心から応援しています。