もしかして、あなたは会話で
「頭の中で考えていることはたくさんあるのに、言葉にできない…」
「相手に話しかけても、なんだか会話が続かない…」
「そもそも、人と話すのが億劫…」
そんな風に感じていませんか?
もしかしたら、それはあなたの生まれ持った特性と関係があるかもしれません。MBTI診断で「INTP(論理学者)」タイプと診断されたあなたは、まさに知的好奇心旺盛で、論理的な思考を得意とする人。しかしその一方で、内向的な性格から、コミュニケーションを難しいと感じることもあるのではないでしょうか。
でも、大丈夫。INTPタイプのあなたが、コミュニケーションの悩みを克服する方法は、ちゃんとあります。
この記事では、INTPの特性を持つ私が、同じINTPのあなたに向けて、INTPならではの視点を活かした会話術とコミュニケーションのコツを伝授します。この記事を読めば、明日からの人間関係が、きっとスムーズに、そしてより豊かなものに変わるはずです。
なぜINTPは会話が苦手と感じやすいのか?
INTPタイプは、深く思考することを好み、探究心が旺盛です。しかし、その思考の深さが、会話のテンポについていけず、言葉に詰まってしまう原因になることがあります。
会話はリアルタイムの思考のアウトプット
会話は、相手の言葉を受けて、瞬時に自分の考えをまとめ、言葉にして返す、というリアルタイムな思考のアウトプットです。
一方、INTPタイプは、じっくりと時間をかけて思考を深めることを得意とします。そのため、会話のようなスピーディーな情報処理が求められる場面では、頭の中で考えがまとまる前に、言葉を発してしまうことがあります。
その結果、「言いたいことがうまく伝わらない」「会話がぎこちなくなる」と感じてしまうのです。
言語化能力とINTP
INTPタイプは、抽象的な概念を理解する能力に長けていますが、自分の内面にある考えや感情を言葉にするのは、必ずしも得意ではありません。
なぜなら、INTPの思考は、言葉になる前の、もっと複雑で多層的な状態で存在していることが多いからです。それを無理に言葉にしようとすると、本質からズレてしまうような感覚を覚え、言語化することに抵抗を感じることもあります。
しかし、コミュニケーションにおいては、自分の考えや気持ちを言葉で伝えることが不可欠です。INTPタイプが会話を円滑に進めるためには、言語化能力を高めることが、重要なポイントとなります。
INTPが会話で輝くための3つの秘訣
INTPが会話で悩む原因が分かったところで、ここからは、INTPが会話をもっと楽しめる、そして相手とより良いコミュニケーションを築くための具体的な方法を3つの秘訣としてご紹介します。
- 【準備】会話の「バフ」を事前に用意する
- 【実践】INTPの「強み」を会話に活かす
- 【克服】「コミュ障」の壁を壊す
まるでRPGゲームのようですが、これらの秘訣を実践することで、あなたの会話力はレベルアップし、コミュニケーションはよりスムーズになるはずです。
秘訣1:会話の「バフ」を事前に用意する
ゲームでキャラクターを強化する「バフ」のように、会話を有利に進めるための準備をすることで、INTPは会話の苦手意識を大きく軽減できます。
会話のテーマをストックする
INTPは、興味関心の幅が広く、様々な分野に精通している人が多いです。日頃から、自分が興味を持っていること、面白いと感じたことなどをメモしておきましょう。
例えば、
- 最近読んだ本や記事で面白かったこと
- 気になっているニュースやテクノロジー
- 趣味に関する知識や発見
- 日常生活でのちょっとした疑問や気づき
など、どんな些細なことでも構いません。
これらのテーマのストックがあれば、会話のきっかけ作りに困ることはありません。
質問リストで会話のキャッチボール
会話はキャッチボールです。一方的に話すのではなく、相手に質問を投げかけ、相手の話を聞くことで、会話はスムーズに、そして楽しく展開していきます。
しかし、INTPは、質問を考えるのが苦手と感じる人もいるかもしれません。そんな時は、事前に質問リストを用意しておきましょう。
- 相手の趣味や興味関心
- 最近あった面白い出来事
- 仕事や学業で取り組んでいること
- おすすめの場所やお店
質問リストは、あくまで会話のきっかけです。リストに固執せず、会話の流れに合わせて柔軟に質問を変えていくことが大切です。
秘訣2:INTPの「強み」を会話に活かす
INTPは、論理的思考力、分析力、探究心など、会話を豊かにするための素晴らしい強みをたくさん持っています。これらの強みを意識的に会話に活かすことで、INTPは魅力的な話し手になることができます。
専門知識で会話をリードする
INTPは、特定の分野に対する深い知識を持っていることが多いです。自分の専門分野に関する話題であれば、自信を持って会話をリードできるはずです。
もし、相手があなたの専門分野に興味を持ったら、専門知識を分かりやすく説明してあげましょう。
論理的な説明で納得感を高める
INTPの論理的な思考力は、説明能力の高さを意味します。複雑な事柄でも、筋道を立てて分かりやすく説明することができるのは、INTPの大きな強みです。
会話の中で、何かを説明する場面があれば、INTPの論理的思考力を活かして、相手に納得感を与える説明を心がけましょう。
ユーモアセンスで会話を面白くする
INTPは、独特のユーモアセンスを持っている人が多いです。知的で皮肉なユーモアは、会話に深みと面白さをもたらします。
ただし、ユーモアは相手との関係性や状況によって使い分ける必要があります。親しい間柄であれば、INTPならではのユーモアを積極的に発揮してみましょう。
秘訣3:「コミュ障」の壁を壊す
「自分はコミュ障だから…」と、コミュニケーションを諦めていませんか?それは、もったいないことです。INTPが持つ内向性は、決して欠点ではありません。むしろ、個性として捉え、自分らしいコミュニケーションを追求していくことが大切です。
完璧主義を手放す
INTPは、完璧主義な一面があり、「完璧な会話」を求めすぎてしまうことがあります。「面白いことを言わなければ」「会話を途切れさせてはいけない」などと考えると、プレッシャーを感じてしまい、ますます会話が苦手になってしまいます。
会話は、完璧である必要はありません。多少言葉に詰まったり、沈黙の時間があっても、それは自然なことです。完璧主義を手放し、リラックスして会話を楽しむことを心がけましょう。
失敗から学ぶ
誰でも最初は失敗します。失敗を恐れず、積極的に会話に挑戦することが、コミュ障克服への第一歩です。
失敗しても、「次はこうしてみよう」と反省点を活かせば、それは成長の糧となります。
小さな成功体験を積み重ねる
最初から難しい会話に挑戦する必要はありません。まずは、短い会話から、簡単な会話から、少しずつステップアップしていきましょう。
例えば、
- 店員さんに「ありがとう」と笑顔で言ってみる
- 知り合いに「おはようございます」と挨拶してみる
- 共通の趣味を持つ人に話しかけてみる
このような小さな成功体験を積み重ねることで、自信がつき、会話への苦手意識は徐々に薄れていくはずです。
まとめ|INTPタイプは会話上手になれる!
INTPは、生まれ持った特性を理解し、適切な方法を実践すれば、必ず会話上手になれます。
この記事で紹介した3つの秘訣
- 【準備】会話の「バフ」を事前に用意する
- 【実践】INTPの「強み」を会話に活かす
- 【克服】「コミュ障」の壁を壊す
を参考に、あなたらしいコミュニケーションスタイルを確立し、会話をもっと楽しんでください。
INTPの知的好奇心と論理的思考力は、必ずやあなたのコミュニケーションを豊かなものにしてくれるでしょう。