「なんだか最近、ジェットコースターみたい…」
そう感じること、ありませんか?
- 「やったー!昇進だ!」と喜んだのも束の間、
- 「まさかのプロジェクト失敗…」とどん底に突き落とされる。
まるで振り子のように、人生が良い方向と悪い方向へ大きく揺れ動く。
もしかしたらあなたは、そんな「振り子の法則」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。
「人生は良いことと悪いことが交互にやってくるもの」
そう言われると、なんだか納得してしまう部分もありますよね。
でも、ちょっと待ってください。
本当に人生って、振り子のように揺れ動くものなのでしょうか?
もしそうだとしたら、私たちはただ振り回されるしかないのでしょうか?
この記事では、
- 「振り子の法則って、そもそも何?」
- 「なぜ振り子の法則だけでは、なんだか苦しいの?」
- 「振り子の揺れ幅を小さくして、もっと自由になるには?」
そんな疑問にお答えしながら、あなたがより穏やかで、主体的に人生を歩むためのヒントをお届けします。
この記事を読み終える頃には、
「振り子の法則に縛られず、自分の足でしっかりと人生を歩める!」
そんな希望に満ち溢れているはずです。
さあ、一緒に心の重りを軽くして、もっと自由な生き方を探してみましょう。
振り子の法則って、一体なに?
まず最初に、「振り子の法則」について簡単にご説明しますね。
これは物理学の法則…ではなく、
「人生における感情や出来事は、良いことと悪いことが交互に、まるで振り子のように繰り返される」
という考え方のこと。
たとえば、
- 大きな喜びの後は、悲しみがやってくる
- 成功の後は、失敗が訪れる
- 絶好調の時期の後は、不調の時期がくる
といったように、まるでシーソーゲームのように、良いことと悪いことがバランスを取ろうとする、というイメージです。
この法則を知っていると、
「ああ、今どん底だけど、きっと次は良いことがやってくるはず!」
と希望を持てたり、
逆に、
「今は絶好調だけど、調子に乗りすぎず気を引き締めよう」
と冷静になれたりする、というメリットも。
人生のアップダウンをある程度予測できる、心の準備ができる、という意味では、心の保険のようなものかもしれません。
振り子の法則が、なんだか苦しいと感じる時
でも、もしあなたが今、
「振り子の法則って、なんか疲れる…」
「良いことの後に悪いことが来るって考えると、素直に喜べない…」
そう感じているなら、それはとても自然なこと。
なぜなら、
振り子の法則は、あくまでも人生の一つの側面を捉えた考え方
に過ぎないからです。
人生は、そんな単純なものではありませんよね。
まるで振り子のように、良いことと悪いことが機械的に繰り返されるわけではありません。
私たち人間は、感情豊かで、複雑な思考を持つ生き物です。
良いことがあったら、喜び、それを力にしてさらに成長できる力
も持っています。
逆に、辛いことがあっても、そこから学び、立ち直る力
も持ち合わせています。
振り子の法則だけを信じてしまうと、
- 「どうせ良いことの後は悪いことが来るんだ…」と、せっかくのチャンスを棒に振ってしまったり
- 「悪いことが来ないように、今のうちに備えておかなきゃ…」と、常に不安に駆られたり
してしまうかもしれません。
これでは、せっかくの人生が、なんだか味気ないものになってしまいますよね。
振り子の法則には限界がある?3つの理由
では、なぜ振り子の法則だけでは、私たちの人生を豊かにできないのでしょうか?
ここでは、振り子の法則の3つの限界について、深掘りしてみましょう。
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「良い」「悪い」の判断基準は、あいまい
まず、「何が良いことで、何が悪いことなのか?」
その判断基準は、人それぞれ、状況によって大きく変わりますよね。
例えば、
-
「会社をクビになる」
これは一般的には「悪いこと」と捉えられがちですが、
もしかしたら、
- 「もっと自分に合った仕事を見つけるチャンス!」
- 「独立して自分の夢を叶えるきっかけになる!」
と捉えることもできます。
つまり、出来事そのものに「良い」「悪い」の意味があるわけではなく、それをどう捉えるか?
私たち自身の解釈によって、意味合いは大きく変わってくるのです。
振り子の法則は、この「解釈の多様性」を考慮に入れていません。
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-
「成長」や「変化」を無視している
私たちは、ただ振り子のように揺れ動いているだけではありません。
日々、色々な経験を通して成長し、変化し続けています。
昨日できなかったことができるようになったり、
今まで気づかなかったことに気づけるようになったり。経験を力にして、より良い方向に進んでいく力
を私たちは持っています。
振り子の法則は、このような「成長」や「変化」の視点が欠けています。
まるで、
「私たちはいつも同じ場所で、同じ幅で揺れ動いているだけ」
と言われているように感じてしまうかもしれません。
-
「主体性」を奪ってしまう
「どうせ振り子のように、良いことと悪いことが交互にくるんでしょ?」
そう考えてしまうと、
- 「頑張っても無駄なんじゃないか…」
- 「流れに身を任せるしかないのか…」
と、主体性を失ってしまう可能性があります。
まるで、人生の舵を自分で握らずに、運命という名の振り子に全てを委ねてしまうような状態です。
これでは、自分の人生を「他人事」のように感じてしまい、
- 「もっとこうしたい!」
- 「こんな自分でいたい!」
という内なる願望 が置き去りになってしまいます。
振り子から自由になるための3つのステップ
では、振り子の法則の限界を踏まえた上で、私たちはどうすれば良いのでしょうか?
ここでは、振り子の揺れ幅を小さくして、より自由な生き方をするための3つのステップをご紹介します。
ステップ1:【心の軸を育てる】
まず最初に大切なのは、「心の軸を育てる」こと。
心の軸とは、
「自分にとって本当に大切なものは何か?」
「どんな価値観を大切に生きていきたいか?」
といった、人生の羅針盤となるものです。
心の軸がしっかりしていれば、
- 周りの意見に振り回されず、
- 一時的な感情に流されず、
- 自分自身の内なる声に従って、
進むべき方向を自分で決定できるようになります。
心の軸を育てる具体的な方法
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自分と対話する時間を作る
- 日記を書く
- 瞑想する
- カフェで内省する
など、静かに自分自身と向き合う時間を作りましょう。
「本当は何が好き?」「何をしている時が幸せ?」「どんな時に心が動く?」
問いかけを通して、心の奥底にある願望に気づいてあげましょう。
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ロールモデルを見つける
- 尊敬する人
- 憧れの生き方をしている人
- 歴史上の偉人
など、「こんな風になりたい!」と思えるロールモデルを見つけて、その人の考え方や行動を学んでみましょう。
ロールモデルの言葉や行動に触れることで、自分の軸となる価値観が見えてくることがあります。
-
色々な経験をする
- 新しいことに挑戦する
- 色々な場所へ出かける
- 多様な人と交流する
など、今まで触れたことのない世界に飛び込んでみましょう。
新しい経験は、価値観を広げ、心の軸を太くするための栄養になります。
ステップ2:【感情の波を乗りこなす】
次に、「感情の波を乗りこなす」ことを意識しましょう。
人生には、嬉しいこと、楽しいこと、だけでなく、
悲しいこと、辛いこと、苦しいこと、も必ずあります。
感情の波は、誰にでも訪れる自然なもの。
大切なのは、感情の波に飲まれて自分を見失うのではなく、波を乗りこなすサーファーのように、上手に付き合っていくことです。
感情の波を乗りこなす具体的な方法
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感情を「認識」する
- 「今、自分は悲しいんだな」
- 「イライラしているな」
- 「不安を感じているな」
まずは、湧き上がってくる感情に気づき、言葉で表現することから始めましょう。
感情に名前をつけることで、客観的に自分の状態を把握できるようになります。
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感情を「受け入れる」する
- 「悲しいと感じてもいいんだ」
- 「イライラするのは当然だ」
- 「不安になるのは仕方ない」
感情に気づいたら、無理に抑え込もうとしたり、否定したりせずに、そのまま受け入れましょう。
感情を受け入れることで、心の緊張が和らぎ、穏やかさを取り戻すことができます。
-
感情を「分離」する
感情と向き合い、受け入れたら、最後に感情と自分を切り離して考えましょう。
- 「悲しい感情を感じている自分」
- 「イライラ感情を感じている自分」
- 「不安感情を感じている自分」
まるで、感情を天気予報のように捉え、「今は雨模様だけど、そのうち晴れるだろう」
と、客観的に見れるようになると、感情に振り回されることが少なくなります。
ステップ3:【小さい幸せを見つける名人になる】
そして最後に、「小さい幸せを見つける名人になる」ことを目指しましょう。
人生は、決して良いことばかりではありません。
むしろ、大変なこと、辛いことの方が多いかもしれません。
そんな時でも、
- 「今日も良い天気だな」
- 「美味しいコーヒーが飲めた」
- 「友達の笑顔が見れた」
日常に潜む小さい幸せに目を向けられる人は、心のコップを幸せで満たしやすくなります。
小さい幸せを見つける具体的な方法
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五感を意識する
- 視覚: 美しい景色、色鮮やかな花、お気に入りのインテリア
- 聴覚: 鳥のさえずり、川のせせらぎ、お気に入りの音楽
- 嗅覚: コーヒーの香り、花の香り、焼き立てパンの香り
- 味覚: 旬の果物、手作りの料理、ご褒美のスイーツ
- 触覚: 太陽の温かさ、柔らかな布、ペットの温もり
五感を意識して、日常の中に潜む美しさや心地よさに気づきましょう。
-
感謝の気持ちを言葉にする
- 「ありがとう」
- 「嬉しいな」
- 「助かるよ」
感謝の気持ちを声に出して言ってみましょう。
感謝の言葉は、言う人も、言われた人も、両方の心を温かくします。
-
「今、ここ」に意識を集中する
- 食事をする時は、食事に集中する
- 人と話す時は、会話に集中する
- 散歩する時は、景色や空気を感じる
過去や未来にとらわれず、「今、ここ」に意識を集中することで、
日常の中に潜む小さい幸せを見つけやすくなります。
まとめ|振り子の法則を卒業して、自由な人生を手に入れよう!
今回は、
- 振り子の法則の限界
- 振り子から自由になるための3つのステップ
について解説しました。
振り子の法則は、人生のアップダウンを理解する上で、ある程度は参考になる考え方です。
でも、それに縛られすぎてしまうと、
- せっかくのチャンスを逃したり
- 常に不安を感じたり
- 自分の可能性を制限したり
してしまう可能性があります。
私たちは、振り子のように機械的に揺れ動くだけの存在ではありません。
心の軸を育て、感情の波を乗りこなし、小さい幸せを見つける名人になることで、
振り子の揺れ幅を小さくして、もっと自由で、自分らしい人生を歩むことができます。
さあ、今日から心の重りを軽くして、あなたらしい自由な人生をデザインしませんか?
きっと、今まで見えなかった美しい景色が、目の前に広がってくるはずです。